トピックス
木造トラス技術「Tomoe Timber JointⓇ」を国際会議で発表しました
2025年6月9日から12日にかけて開催された「The 14th Asian Pacific Conference on Shell and Spatial Structures」(APCS2025)に参加し、当社の木造トラス技術を発表しました。
APCSは3年ごとに韓国、台湾、中国などアジアの近隣諸国で開催され、本年は石川県金沢市の金沢市文化ホールで開催されました。「低炭素社会に貢献するシェル・空間構造のデザインと施工技術」を副題に掲げ、木質構造や軽量構造、能登半島地震における研究や被害報告など、空間構造に関する多様な議論が展開されました。
当社は、近年取り組んでいる木造トラス用接合部「Tomoe Timber JointⓇ」について発表を行いました。発表後は多くの参加者の方々より技術的関心やご意見をいただき、実用化への期待の声も寄せられました。

木トラスモックアップ(小山工場内)

接合部試験

発表の様子

企業紹介展示ブース
また、会期中に行われたテクニカルツアーでは、当社が鉄骨製作を担当した「新石川県立図書館」や、特徴的な外観を有する「サイエンスヒルズこまつ」を訪問しました。見学中は、多くの参加者が建築的な視点から意見を交わし、構造や設計に関する専門的知見を深め合う貴重な機会となりました。

新石川県立図書館

サイエンスヒルズこまつ
本催しは、国内外の企業、大学教授、学生の皆様が空間構造の発展に向けて技術・研究開発の成果を発信する、誠に有意義な機会でした。
当社は、これからも時代の変化に柔軟に対応しながら、空間構造分野のさらなる発展に貢献してまいります。
「Tomoe Timber JointⓇ」は、株式会社巴コーポレーションの登録商標です。