トピックス
当社社員の論文が日本建築学会技術報告集に掲載されました
鉄塔技術部の中村毅、石田交広が執筆した論文「送電用トラス鉄塔における固有周期簡易推定式の改良」が、日本建築学会技術報告集第31巻第78号(2025年6月)に掲載されました。
〈論文の概要〉
日本国内の送電用鉄塔は地震荷重に対する設計は法規上規定されていないものの、近年の極大地震に電気設備のレジリエンス強化や耐震性能の明確化を求める社会的気運の高まりを踏まえ、2023年12月末に発刊された民間規定であるJEC-5101送電用鉄塔設計標準では層せん断力法に基づく耐震設計の規定が示された。一方で、同設計式の地震荷重算定では鉄塔の固有周期を参照する係数があるが、現状では鉄塔高さのみから求める固有周期推定式を使用することとされていて、鉄塔の固有周期推定精度の向上が課題と考えられる。本研究では、2章で対象とするモデル鉄塔を示している。続く3章では精解値である固有値解析結果と既往の一次固有周期推定式を比較し現行設計の課題を説明するとともに、既往式を改良した経験的簡易推定式の構築や、理論的簡易推定式を分析している。最後に、4章では一次固有周期と二次固有周期の間の関係から、二次固有周期を推定する手法を示している。
〈論文情報〉
中村毅、石田交広:送電用トラス鉄塔における固有周期簡易推定式の改良、日本建築学会技術報告集、第31巻、第78号、pp.764-769、2025年6月